咳が止まらないあなたへ。ラクになるために今すぐできることと、放置のリスク

最近、なんか調子悪いって言ってる人、めちゃくちゃ多くないですか?
PM2.5に黄砂に花粉、空気中いろいろ飛びすぎてて、外に出るだけでのどがイガイガ。
気温も上がったり下がったりで、自律神経も絶賛大混乱中。

私もついに、息子から“謎のウイルス”をもらってしまいまして。
ひさびさの高熱を出してしまいました。
(レッスンお休みさせていただいた皆さま、本当に申し訳ありませんでした)

ようやく熱は下がったけど、問題は咳。
これがなかなかしつこくて、地味につらいんですよね。
中でも多くの方が悩んでいるのが、“夜になると咳がひどくなる”という症状です。咳がひどくて睡眠不足になってしまう、なんてことも多いと思います。

でもこの咳、「そのうち治るかな」なんて放っておくと、後から大変なことになる可能性もあるんです。
今回は、咳で筋肉痛になる理由や、放っておくとどうなるのか、
そしてちょっとラクになるケアの方法をご紹介します。

「咳がずっと残っている…」と感じている方は、よければ読んでみてくださいね。

夜になると咳が出やすいのはなぜ?

「日中は平気なのに、ベッドに入ると咳が止まらない」 そんな経験、ありませんか?

夜になるとリラックスモードの「副交感神経」が優位になります。 実はこの副交感神経には、気道をやや収縮させる働きがあり、 寝る頃になるとちょっとした刺激(乾燥・痰・ほこりなど)でも咳が出やすくなるんです。

さらに、ベッドで横になる姿勢自体も咳が出やすくなる原因のひとつ。 重力の関係で喉や気道に分泌物がたまりやすくなり、刺激となって咳が引き起こされやすくなります。

咳が続くと体にどんな影響がある?

咳は思っている以上に筋肉を使う動作です。 特に、お腹や肋骨まわり、背中、首など、呼吸に関わる筋肉にかなりの負担がかかります。

  • 腹直筋(お腹の前)
  • 腹斜筋(わき腹)
  • 肋間筋(肋骨の間)
  • 横隔膜(呼吸の主役)
  • 胸鎖乳突筋・僧帽筋(首〜肩)

これらの筋肉が繰り返し使われることで、筋肉痛のような痛みや、だるさ、姿勢の崩れ(猫背など)にもつながるんです。

咳をラクにするおすすめ姿勢

長引く咳は、体勢によってつらさが変わってきます。咳が出やすい姿勢を避け、体に負担の少ない体勢をとることも、セルフケアのひとつです。

● セミリクライニング姿勢

ソファやクッションにもたれかかって、上半身をやや起こした状態に。
横になるよりも呼吸がしやすく、腹筋や横隔膜への負担も軽くなります。

● テーブルにうつ伏せる姿勢

クッションや枕をテーブルに置いて、腕ごと頭をのせて伏せる姿勢。
背中側が自然に広がるので、呼吸が少し楽になります。
在宅ワーク中や食卓でもできる姿勢です。

咳がおさまりやすくなる呼吸法

咳が続いている時は、無意識に呼吸が浅くなりがち。 そんな時こそ「吐く息」に意識を向けることで、体の緊張が和らぎやすくなります。

● 口すぼめ呼吸(pursed lip breathing)

息を吐くときに唇をすぼめて、少しずつ長く吐く呼吸法。 副交感神経の働きで体がリラックスし、咳反射も落ち着きやすくなります。

● 腹式呼吸(お腹呼吸)

お腹に手を当て、吸うときにお腹をふくらませ、吐くときにへこませる呼吸法。 肩や胸を使わず、深く安定した呼吸ができるようになります。

筋肉の緊張をやわらげるやさしいセルフケア

咳でカチカチになったお腹や背中を、やさしくゆるめてあげましょう。

  • お腹を「の」の字に撫でるマッサージ
  • わき腹をゆっくり伸ばすストレッチ
  • 湯船につかって深呼吸
  • 背中を温めて血流を促す

咳そのものを軽くするちょっとした工夫

  • 加湿をしっかりと:加湿器や濡れタオル、湯気のある空間を活用してのどの乾燥を防ぐ
  • はちみつ湯:ぬるま湯にはちみつをスプーン1杯。のどの粘膜を守ってくれます(※アレルギー注意)
  • 背中を温める:肩甲骨まわりをカイロなどで温めると、副交感神経が優位になって咳が落ち着きやすくなります

実は怖い「咳による肋骨骨折」や「咳喘息」に注意

● 咳による肋骨骨折(疲労骨折)

激しい咳が続くと、肋骨に疲労骨折が起きることがあります。
特に、閉経後の女性や骨密度が低下している方は注意が必要です。

  • 咳やくしゃみで肋骨がズキッと痛む
  • 横になると痛みが強くなる
    → こういった症状がある場合は整形外科の受診を。

● 咳喘息

風邪のあとに咳だけが残る、という方は咳喘息の可能性も。
放置すると気管支喘息に進行することもあります。

  • ゼーゼー音はしないけど咳だけが続く
  • 夜や朝方に咳が悪化する
    → 市販薬で治らない場合は、早めに呼吸器内科の診察を。

無理せず体を休めることもセルフケアです

咳が続くと、体力も削られ、自律神経も乱れやすくなります。
「疲れやすい」「だるい」「呼吸が浅い」と感じる方は、
ご自身の骨格バランスや姿勢の癖も、少し意識してみてください。

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まとめ

咳を「ただの風邪の残り」と軽く見ずに、
体からのサインとして、ちょっとだけ立ち止まってケアしてあげてくださいね。

こうは書いたけど、実は私もまだ咳が止まらなくて、夜が来るのが怖い…(笑)
今夜ははちみつ湯飲んで、背中にカイロ貼って、全力で咳を止めるぜー🔥
みなさんも一緒にがんばりましょうね!